六次産業化・農商工連携フォーラム

12月14日に中部経済産業局、東海農政局が主催する「六次産業化・農商工連携フォーラム」に参加してきました。

すでにフェイスブックで感想を少し述べているので、下欄に転載いたしますが、加えて、今回は国の機構でいうと経済産業省と農林水産省の管轄ということなのですが、地域レベル、現場・実践レベルでは「六次産業化・農商工連携」は、あくまで一つの切り口であり、取り組み上の目的としては、ここで触れられていない他の分野とも共通しており、特に近年は、様々な分野が歩み寄り、また多様な要素を統合させながら、社会環境や振興のための機能を作っていくということが求めらるのではないかと感じました。

私たちの国際日本酒普及連盟では、これらの社会環境整備や振興のための機能作りに関する知恵や実践のプラットフォームとして、大学と共同で「場」(「プラットフォーム」、あるいは社会的な場「Social Field」)づくりを行う計画を進めていますが、その中で国の機構でいうと、当然国税局(財務省)がお酒で絡んできますが、国際貿易振興や産業振興、コンテンツ産業の発信等の側面では経済産業省やジェトロが、お酒や食文化を通じた観光や地域づくりについては国土交通省が、食文化の振興を通じた農業の振興や保全という点では農林水産省が管轄となります。

全ては「地域資源をベースにした産業化による振興と地域環境の保全による生活者の暮らしの向上」が共通のテーマ、ないし目的であると思うのですが、どこを切り口や取り組みの対象とするかによって変わってくるのです。

しかしながら、この不可分のテーマや専門性、さらには立場(産官学民、あるいは金融等)が広いフィールドを視野に入れて共通理解を進めながら地域をよりよくしていくために必要な協力を行っていくという、今まであまり機構化や社会的に明確に位置付けられてこなかった流れや機能というものが、社会的に求められている。時代の要請が高まっているのだと思います。

地域の産業支援施策の中では、農業がテーマであったり、観光が切り口であったりと、起業支援がテーマであったり様々な細部の違いはありますが、近年は上述した流れから、多機能で包括的に連携し、地域産業の側面的なバックアップを図っていく体制もちらほらと顕在化しているように思います。

そのような流れの中で、いかにして長期的な成果と短期的な成果をバランスをとり、成果の見える化や目標設定の最適化、叡智や実践の結集をし、「真の意味ある取り組み」として継続していくか、成果をあげるかがそれぞれの場面で求められています。

そんな中で、ISF(国際日本酒普及連盟)や弊社(久悦)も「間違いなくお役に立てる」、あるいは「意義ある取り組みをすでに構築している状態」の、存在として「地域資源をベースにした産業化による振興と地域環境の保全による生活者の暮らしの向上」に貢献していくことができればと考えております。

以下は、一応、フェイスブックに共有させていただいたコメントも掲載します。

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● 意欲的にマーケットインを意識して色々取り組む生産者もいるが、プロダクト主義でまともな商取引きや柔軟な発信が出来ないことや、中には自分が目立ちたくてお客さんの気持ちを鑑みず「この方商品じゃなくて自分を売ってるね」と皮肉を言われる始末の人もいる。そして良いものを作っていても、このようなバランス欠如から次世代への継承がより困難になる。市場や制度の問題を挙げる人もいるが、生産者のバランス感覚、オープンマインド、マーケットインの感覚、マネジメントの欠如も現代の一次産業の現状を招いているのではないか。そのような現実に良く直面するので、岐阜大学の前澤先生のマーケットインの講話は色々と頷けるものだった。一つ思ったのは、マーケットインやOnetoOneという概念もあるが、これを進めて「ソーシャルイン」つまり市場が求めているニーズと重ねて社会的に求められるニーズやシーズを踏まえ消費者ニーズとバランスをとり影響を与え合うことの概念化も必要かと思った。

● JA愛知連合会のプレゼンテーションや浜松市商工会議所のプレゼンテーションもあり、非常に興味深く聞かせていただいた。JAの機構や事業への批判や商工会議所が仕事してるのか?といった批判も聞くが、熱心に意義ある取り組みのエッセンスを見させていただいた。批判対象だけにフォーカスするのではなく、学べることに目と心を開き自らの現状を省みることの重要性に気づかされた。

● 余談として、岐阜県の作成する特産品カタログが無駄に良い紙を使っているが中身がなく残念だった。先のマーケットインの話ではないが何のための冊子か不明。隣の長野県を大いに見習っていただきたい。

色々勉強になる会でした。

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〔文責:宮田久司〕

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